熊本の特徴とは?
九州の中心に位置し、ゆるキャラ「くまモン」で有名な熊本県は、東京から飛行機で1時間半ほどの距離にあります。熊本城はそのシンボルであり、震災にも負けずに新たな姿で熊本の街を見守っています。観光名所が豊富な城下町である熊本市内は、移住希望者の注目を集めています。また、郊外も人気が高く、住みやすい町づくりが進んでいます。
熊本の気候
熊本の気候は、熊本平野周辺は山に囲まれているため、夏は蒸し暑く、冬は寒さが厳しい内陸型気候です。夏の夕暮れには、無風状態になる「肥後の夕凪」と呼ばれる現象が見られます。
阿蘇地方は海抜高度が400mの山型気候で、冬場には寒気が流れ込むと雪が降ることもあります。天草・芦北地方は海洋性気候で温暖で、気温の差が小さい特徴があります。球磨地方は内陸型気候と山型気候が混ざり合い、夏と冬の寒暖の差が激しく、降水量も比較的多いです。
熊本の郷土料理
清らかな湧水は、美味しい農産物や熊本ならではの食文化をもたらしています。その代表格は、国内生産量1位を誇り、加藤清正公が広めたと言われる馬肉です。馬刺しが有名ですが、近年ではさまざまなアレンジを施した料理も人気です。
また、県内にしか存在しないと言われる中華料理「太平燕(タイピーエン)」も名物のひとつです。めずらしさと春雨を使ったヘルシーさもあり、熊本を訪れたら欠かせないグルメとなっています。
熊本の伝統芸能
熊本県内には、古くから伝わる伝統的な行事が数多く存在しています。8月に山鹿市で開催されるのは、「山鹿灯籠まつり」です。古代から受け継がれてきたこの祭りでは、頭の上に灯籠を載せた女性たちが優雅に舞い踊る「千人灯籠踊り」の幽玄な様子が一見の価値があります。
9月には、熊本市の藤崎八幡宮で1000年以上の歴史を持つ「藤崎八旛宮例大祭」が開催されます。最終日の「神幸行列」では約2万人と約70頭の馬が街を練り歩きます。
11月には、九州三大祭りのひとつでユネスコ無形文化遺産の「八代妙見祭」が開催されます。亀蛇(きだ)や笠鉾(かさぼこ)、獅子などの出し物で賑わいます。 このほか、一年を通してさまざまなお祭りや行事が熊本県内で開催されています。
県庁所在地・熊本市
熊本市は人口約74万人の大都市でありながら、100%地下水を利用する上水道など優れた住環境が整っています。自然豊かな環境と農産物の豊富さも魅力の一つであり、都市と自然が調和した快適な暮らしを提供しています。
熊本市は政令指定都市であり、5つの区で構成されています。
中央区 |
市内最大規模の商店街や行政機関、企業の本支店、交通の要所である熊本桜町バスターミナルが集まるエリアです。また、熊本城や水前寺成趣園など、歴史的な名所も多く点在しています。 |
東区 |
市東部に位置し、5つの区の中で最も人口が多くベッドタウンとして発展しています。託麻三山や江津湖など自然が豊かで、住環境も良好です。 |
西区 |
市西部に位置し、有明海と金峰山に囲まれた自然豊かなエリアです。熊本駅や熊本港など、交通の要所も集中しています。 |
南区 |
一級河川の加勢川や緑川が流れ、公園や緑地が多く点在する区域です。農地が半分を占め、トマトやメロン、ナス、キュウリなどの栽培が盛んです。 |
北区 |
面積が最も広いエリアで、植木温泉や菊南温泉、根尾温泉などがあります。田園風景と歴史的な名所が調和したエリアです。 |
熊本市の交通・アクセス
熊本市の交通の要所となるのは、市街地の南西部に位置する熊本駅です。熊本駅には九州新幹線と在来線の鹿児島本線、豊肥本線が乗り入れています。九州新幹線では、山陽新幹線経由で新大阪駅まで直通するみずほとさくら、九州内を運行するつばめが運行しています。熊本は九州の中央部に位置しているため、九州各地へのアクセスが非常に便利です。
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