注文住宅を建てる前に知りたい!予算決めの重要性と資金計画のポイント
公開:2024.06.27 更新:2024.06.27注文住宅を建てる際には、予算と資金計画が重要です。予算を決めることで住宅の規模や設備が見極められ、計画の中断を防げます。また、無理のない返済計画を立てることで住宅ローン返済が家計を圧迫しません。収入と支出を正確に把握し、緊急予備費を設定して予想外の出費に備えましょう。建設費用や諸費用を考慮し、手取り収入の25%から30%以内の返済額でローンを組むことが大切です。
目次
予算決めの重要性と資金計画
熊本で注文住宅を建てる際には、予算と資金計画をしっかりと立てることが非常に重要です。これにより、家づくりがスムーズに進み、後々のトラブルを防ぐことができます。
◇予算決めの重要性
家を建てるとき、まず「予算」を決めることが重要です。これは大きく2つの理由があります。
まず、予算を明確にすることで、どの程度の規模や設備の住宅が建てられるかを見極めることができます。予算が定まらないまま進めると、途中で資金が不足するリスクが高まり、計画が中断する可能性があります。
次に、予算を決めることにより、無理のない返済計画を立てることができます。住宅ローンは長期間にわたる返済が必要なため、月々の支払いが家計を圧迫しないようにするためにも、しっかりとした予算設定が不可欠です。
◇資金計画の重要性について
予算を決めた後は、資金計画を立てることが重要です。資金計画が不十分だと、住宅の建設費用が思った以上にかかり、他の生活費や予備費用に影響を及ぼすことがあります。家を建てる際には、建物の費用だけでなく、その他の費用(次章で詳しく解説)や将来のメンテナンス費用なども考慮する必要があります。将来的な出費を見越した資金計画を立てることで、家計の安定を保つことができます。
資金計画を立てる際には、まず自身の収入や支出を正確に把握し、無理のない範囲でローンを組むことが大切です。また、予想外の出費に備えて緊急予備費を設定することも重要です。これにより、突発的な出費が発生しても、計画に大きな影響を与えずに済みます。
家づくりにかかる費用を知ろう
家を建てる際にかかる費用は、単に建物を建てるだけでなく、さまざまな費用が発生します。これらの費用を把握しておくことは、予算計画を立てる上で非常に重要です。
◇土地取得費用
家を建てるためには、まず土地を取得する必要があります。土地の費用は、立地や広さ、周辺の環境などによって大きく異なります。
また、土地を購入する際には、登記費用や仲介手数料、印紙税などの諸費用もかかります。土地の選定は、将来的な生活の利便性や資産価値にも影響するため、慎重に選ぶことが求められます。
◇建物建築費用
建物建築費用には、本体工事費と付帯工事費が含まれます。本体工事費は、家そのものを建てるための費用であり、基礎工事、躯体工事、仕上げ工事などがこれに該当します。建物の構造やデザイン、使用する材料によって費用は大きく変わります。
付帯工事費は、本体工事以外の工事にかかる費用を指します。これには、外構工事や電気・ガス・水道の引き込み工事、駐車場の整備などが含まれます。付帯工事費は、本体工事費に比べて見落とされがちですが、家の完成度や住みやすさに直結する重要な費用です。
◇諸費用
家を建てる際には、建物建築費用以外にもさまざまな諸費用が発生します。これらの諸費用には、住宅ローンを利用する際の手数料や保証料、火災保険や地震保険の保険料、引越し費用などが含まれます。
また、設計費用や確認申請費用、工事監理費用など、家を建てるプロセスに必要な費用も考慮する必要があります。諸費用は、総費用の10%から20%程度を占めることが多いため、予算計画において重要な項目となります。
資金計画で決める内容と住宅ローンの設定の仕方
画像出典:フォトAC
家づくりを成功させるためには、資金計画が非常に重要です。適切な資金計画を立てることで、予算オーバーや返済負担のリスクを避けることができます。
◇資金計画で決めること
資金計画において最初に決めるべきことは、頭金と住宅ローンの借入金額です。頭金は、家を購入する際に最初に支払う金額で、一般的には物件価格の20%程度が目安とされています。頭金が多いほど、借入金額が少なくなり、月々の返済額や総返済額を抑えることができます。
次に、住宅ローンの借入金額を決定します。借入金額は、頭金を引いた残りの金額で、返済能力に応じて設定します。借入金額を決める際には、収入や支出、将来の生活設計を考慮し、無理のない範囲で設定することが重要です。
◇住宅ローンの設定の仕方
住宅ローンの設定には、借入金額と返済期間の設定が含まれます。まず、借入金額の設定方法について説明します。借入金額を設定する際には、月々の返済額が家計に無理のない範囲で収まるように計算します。
一般的には、月々の返済額が手取り収入の25%から30%以内に収まるように設定するのが望ましいとされています。また、将来的な収入変動や支出の増加も考慮し、余裕を持った計画を立てることが大切です。
次に、返済期間について説明します。返済期間は、通常、最長で35年程度ですが、返済期間が長くなるほど、月々の返済額は少なくなる一方で、総返済額は増加します。逆に、返済期間が短いほど月々の返済額は増えますが、総返済額は少なくなります。
そのため、返済期間を設定する際には、自分のライフプランや収入状況を考慮し、最適な期間を選ぶことが重要です。
将来を見据えた無理のない予算を立てよう
家を建てる際に重要なのは「いくら借りられるか」よりも「いくら返済できるか」です。これをシュミレーションすることで、無理のない予算計画を立てることができます。
◇将来を見据えた返済計画
家を建てる際には、将来的な収入や支出の変動を考慮した返済計画を立てることが重要です。例えば、子供の教育費や将来の医療費など、予想される大きな支出も見越して計画を立てましょう。
毎月の返済額が家計に無理なく収まるように設定し、将来的なライフイベントにも対応できる余裕を持った計画が必要です。
◇金利タイプや変動に注意
住宅ローンを選ぶ際には、金利タイプの違いにも注意が必要です。固定金利は返済期間中の金利が一定で安心感がありますが、変動金利は市場の金利変動に応じて返済額が変わるため、最初の金利が低くても将来的に返済額が増えるリスクがあります。金利だけでなく、将来的な経済状況も見据えて適切な金利タイプを選びましょう。
◇余裕を持った資金計画を
予想外の支出にも備えるために、余裕を持った資金計画を立てることが大切です。例えば、家の修繕費や予期せぬ医療費など、急な出費にも対応できるように資金の一部を予備費として確保しておくと安心です。
また、「定年の年齢-現在の年齢」が理想的な返済期間と言われており、無理のない範囲での返済計画を立てることが重要です。将来の生活を見据えて、長期的な視野で無理のない資金計画を立てましょう。
注文住宅を建てる際、予算と資金計画は極めて重要です。まず予算を決めることで、住宅の規模や設備が見極められ、資金不足による計画中断を防げます。また、無理のない返済計画を立てることができ、長期にわたる住宅ローン返済が家計を圧迫しないようにします。
次に、建設費用やその他の費用を考慮した資金計画が必要です。特に、収入と支出を正確に把握し、予想外の出費に備えた緊急予備費を設定することが重要です。
土地取得費用、建物建築費用、諸費用などを正確に把握し、無理のない範囲でローンを組みましょう。住宅ローンの設定には借入金額と返済期間の設定が含まれ、月々の返済額が手取り収入の25%から30%以内に収まるように計算します。将来の収入や支出の変動も考慮し、余裕を持った返済計画を立てましょう。
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