注文住宅の予算オーバーを回避!賢く費用を抑える方法を徹底解説!
公開:2024.07.26 更新:2024.09.24注文住宅で予算オーバーを防ぐには、費用の詳細を把握し、予算設定を明確にすることが重要です。土地や床面積を再検討し、間取りの優先順位を決めてから契約しましょう。セキュリティや防犯、住宅性能には節約せず、安心・安全な住まいを確保することが大切です。理想を詰め込みすぎず、予算内での家づくりを心がけましょう。
目次
注文住宅は予算オーバーしてしまうことが多い
予算オーバーの原因として、予算設定が不十分で費用の詳細を把握できていないことや、間取りの優先順位が決まらないまま契約してしまうことがあります。また、理想を詰め込みすぎると予算を超えることがあります。
◇予算設定があいまいで費用の内容や種類を理解できていない
予算オーバーの原因として多いのが、予算設定が不十分なことです。注文住宅には建築費用だけでなく、手数料や税金、保険料、土地の造成費などさまざまな費用がかかります。これらの費用を見落とすと、総予算が予想以上に増えることがあります。
◇間取りの優先順位が決まらないまま契約してしまう
間取りや仕様の優先順位が不明確なまま契約すると、後から設計変更や追加工事が必要になり、予期しない出費が発生することがあります。家族の生活スタイルや将来的なライフプランを考慮せずに間取りを決めると、後悔する可能性があります。
◇こだわりや理想を詰め込み過ぎる
リビングを吹き抜けにしたり、和室やウッドデッキを追加したりするなど、理想を詰め込みすぎると予算オーバーの原因になります。予算内で家づくりを成功させるためには、実現したい項目に優先順位をつけ、妥協することが大切です。
住宅価格は上昇傾向にある!原因と今後は?
コロナ禍以降、住宅価格は上昇を続け、2022年度には平均建築費用が3,717万円に達しました。価格上昇の主な原因は材料費や人件費の高騰、円安です。今後も価格は上昇する見込みがあるため、早めの検討が推奨されます。
◇住宅価格は上昇し続けている
コロナ禍以降、住宅価格は上昇を続けています。住宅金融支援機構のデータによると、2018年度の平均建築費用は3,395万円でしたが、2022年度には3,717万円に増加しています。
◇住宅価格上昇の主な原因
価格上昇の主な要因は「材料費高騰」「人件費高騰」「円安」です。
材料費の高騰が住宅価格の上昇に大きく影響しています。コロナ禍による在宅時間の増加で、リフォーム用の木材需要が増え、ウッドショックが発生しました。さらに、2022年のロシアによるウクライナ侵攻も、木材や鉄鋼などの建築資材の価格をさらに押し上げています。
人件費の高騰も住宅価格の上昇要因です。建設業界は慢性的な人手不足に直面しており、1997年以降、従事者数が大きく減少しています。熟練の技能労働者の確保が難しく、これが人件費の上昇を招いています。
また、日本の住宅は多くの建材を輸入に依存しているため、円安が続く現在、建材の価格がこれまでにないほど上昇しています。
◇住宅価格は今後も上昇が予想される
住宅価格は世界情勢と大きく関連しており、今後も上昇が予想されていますので、マイホームを建てようと考えている人は、早めに検討することを推奨します。
注文住宅で費用を抑えるために見直したい点とは?
土地や床面積を再検討し、費用を抑えましょう。間取りや部屋数もコストに影響するため、ある程度の妥協が必要です。設備関連は建築家と相談し、水回りなどをまとめることでコスト削減が可能です。
◇土地や床面積など住宅全体の再検討
注文住宅の建築費用は一般的に坪単価を基準に算出されるため、床面積を減らすだけで費用を抑えることができます。
また、土地の選定も重要です。ハウスメーカーに相談し、自分の希望に合ったかつリーズナブルな土地を探すことが大切です。
◇間取り関連の再検討
注文住宅のメリットは、自分の好みに合わせた間取りや細部までこだわることができる点です。しかし、部屋数が多くなると窓やドアも増え、建設費用が高くなる傾向があります。
そのため、ある程度の妥協が必要になることもあります。
◇設備関連の再検討
設備関連の費用も節約のポイントです。建築家とよく相談し、コストを抑える方法を見つけましょう。
例えば、水回りの設備はできるだけ1箇所にまとめることで、建設コストを削減できます。
削らない方がよい点と予算オーバー防止の方法
セキュリティや防犯、住宅性能は節約せず、安全で快適な住まいを確保しましょう。リビングなどの重要なスペースも妥協せずに希望を伝え、予算オーバーを防ぐためには施工会社に事前に予算を伝えることが大切です。
◇セキュリティ・防犯・住宅性能の面は削らない
安心・安全なマイホームを実現するには、セキュリティや防犯面は節約しない方がよいでしょう。また、耐震性や断熱性などの住宅性能は、快適な住環境を保つために必要不可欠な要素です。
◇自分たちが最優先で希望する部分も削らない方がよい
注文住宅ならではの魅力は、家族の夢を実現できる点です。特にリビングなど、家族全員がくつろぐ重要なスペースについては、妥協せずに希望をしっかりとハウスメーカーに伝え、満足のいくマイホーム作りを心がけましょう。
◇施工会社に事前に予算を伝えておくと予算オーバーを防げる
予算オーバーを防ぐためには、施工会社に明確な予算を事前に伝えることが重要です。また、後々のランニングコストに関わる部分についても、できるだけ費用を削らないことが大切です。
注文住宅での予算オーバーは、主に予算設定の不十分さや間取りの優先順位が決まらないこと、理想を詰め込みすぎることが原因です。以下の方法で予算オーバーを防ぐことができます。
まず、費用の詳細を把握し、予算設定を明確にすることが重要です。注文住宅には建築費用だけでなく、手数料や税金、保険料、土地の造成費など多くの費用がかかるため、これらを見落とすと総予算が大幅に増える可能性があります。
次に、土地や床面積を再検討することで、費用を抑えることができます。床面積を減らすだけでもコストを削減でき、リーズナブルな土地選びも重要です。また、間取りの優先順位をしっかり決め、家族の生活スタイルや将来的なライフプランを考慮してから契約することが大切です。
さらに、セキュリティや防犯、住宅性能に関しては、節約せずに安心・安全な住まいを確保することが重要です。リビングなどの家族全員が使用するスペースについては、妥協せずに希望をしっかり伝え、満足のいく家づくりを心がけましょう。
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