家づくりの心強いパートナー!熊本でおすすめの工務店・ハウスメーカー3選
公開:2024.02.19 更新:2025.01.30
理想のマイホームを建てるなら、パートナーとなる工務店・ハウスメーカーの選定は重要です。ユーザーの要望に親身になって寄り添い、家が完成した後も細やかなフォローやメンテナンスをしてくれる施工会社を選びましょう。
ここでは、マイホームを建てる準備や工務店・ハウスメーカーの選定方法に加えて、熊本でおすすめの工務店・ハウスメーカー3社をご紹介します。ぜひ、あなたの家づくりの参考にしてください。
目次
新築住宅を建てるための基礎知識
マイホームは、人生における最も大きな買い物といえます。家族全員が満足できる家づくりには、準備が必要です。ここでは、施工を依頼する前にやっておくべきことをご紹介します。
情報収集
まず、家族で以下の項目を話し合い、建てたい家のイメージを明確にします。
・外観やインテリアなどの雰囲気
・省エネや耐震、気密性など重視したいポイント
・間取りや部屋数、取り入れたい設備など
・立地や環境
イメージが固まったら、必要な情報や知識を収集します。例えば「北欧風の家を建てたい」場合は、工法や平均的な価格、メリットやデメリットなどを調べます。家族で住宅展示場に足を運べば、さまざまなタイプの家を比較できるうえ、正確な情報が得られるのでおすすめです。
予算と資金計画
マイホームのイメージが明確になったら、資金計画を立てましょう。
建てたい家の価格や土地代、付帯工事費と、用意できる自己資金(頭金)の額を概算します。住宅ローンを利用する場合の返済計画は、金融機関が導入している住宅ローンシミュレーターを活用して試算してみましょう。子どもの教育費なども考慮して、無理のない資金計画を立てることが大切です。
土地探しと施工会社の選定
資金計画が立ったら、土地と施工会社の選定をします。
土地と施工会社の選定方法には、2つのパターンがあります。
・先に家を建てるエリアを選定して、地元に密着した施工会社を探す
・先に建てたい家を実現できる施工会社に依頼して、施工会社と相談しながら土地を探す
あなたに合ったやりかたで、よい施工会社を探しましょう。
施工を依頼するならハウスメーカー?工務店?
家を建てるには、ハウスメーカーや工務店に依頼するのが一般的ですが、両者にはどんな違いがあるのでしょうか?
ハウスメーカーと工務店の違い
ハウスメーカーと工務店は、どちらも戸建て住宅を請け負う建設業者のことで、厳密な定義はありません。あえて言うなら「ハウスメーカー」は全国展開している大手の住宅建設会社を指し、「工務店」は地元に密着して、大工、左官、電気、水道などの専門業者を指揮する建設業者を指します。
施工会社の選び方
施工会社を選ぶ際には、ハウスメーカーと工務店の違いをしっかり把握した上で、実際の施工事例を参考にしながら選ぶのがおすすめです。
イメージを定める
どのようなマイホームを建てたいのか、どこにこだわりたいのかを明確にすることが、施工会社選びをスムーズにします。例えば、完全自由な間取りを得意とする施工会社もあれば、優れた間取りプランを低価格で提供する業者もあります。自分が建てたい家のタイプに合った施工会社を選ぶことが重要です。
事例を見る
ホームページや資料を見ても具体的なイメージが湧かないことがあります。実際にモデルハウスやショールームを見学し、手で触れてみることで、自分の好みに合った施工会社を見つけやすくなります。モデルハウスには宿泊体験プランを用意しているところもあり、実際に住み心地を試せる点がメリットです。
優先順位を決める
予算や間取り、素材など、何を優先するかを決めておくと、最終的な判断がしやすくなります。予算には限りがあり、施工会社にも得意不得意がありますので、妥協できる点と譲れない点をはっきりさせておきましょう。例えば、多少価格が高くても長期保証のついている住まいを選べば、将来的に安心です。
ハウスメーカーに依頼するメリット
ハウスメーカーにマイホームづくりを依頼するのであれば、メリットとデメリットをよく把握しておく必要があります。
ブランド力
ハウスメーカーは、全国や広域で展開している大手企業が多く、強いブランド力が特長です。知名度が高く、信頼性も高いため、将来マイホームを売却する際には、ハウスメーカーで建てた家の方が高値で売れやすいというメリットがあります。また、住宅展示場を各地に設置しているため、実際に家のつくりを見て確認でき、「イメージと違った」という後悔を防ぐことができます。
品質・性能
ハウスメーカーの住まいは、品質と性能が安定していることが人気の理由です。全国で統一された基準に基づき、品質管理が徹底されており、数多くの実績を積んでいます。工務店とは異なり、職人の力量に左右されることなく、一定の品質と仕上がりが期待できる点も安心です。また、断熱や耐震、防火などの性能面でも、ハウスメーカーはいち早く最新技術を取り入れており、安心感があります。
アフターサービス
ハウスメーカーの中には、アフターサービスを専門に扱う子会社を持つ企業もあり、充実したアフターフォローが受けられます。30年〜60年の長期保証を提供する企業もあり、定期点検やリフォーム対応も一貫して行われるため、信頼感があります。各ハウスメーカーのホームページでは、アフターサービスの詳細が記載されており、契約前に営業担当者から詳しい説明を聞くことで、安心して進めることができます。
工期
ハウスメーカーでは、木材の加工や壁・屋根の組み立てを工場で行うため、現場で全ての部材を組み立てる必要がなく、作業時間を大幅に短縮できます。工期の目安として、工務店の場合は4ヶ月以上かかることが珍しくありませんが、ハウスメーカーでは2ヶ月半程度で完了することもあります。また、受注棟数が多く、施工スケジュールが細かく管理されているため、遅延が発生しにくい点もハウスメーカーならではの利点です。
ハウスメーカーに依頼するデメリット
ハウスメーカーの住宅は自由度が低く、規格品に頼るためオリジナリティや細かい要望に対応しきれない場合があります。また、宣伝費や中間マージンで費用が高くなることもデメリットです。
自由度
ハウスメーカーが手がける住宅は、工場で大量生産された部材を使用しているため、間取りやデザインに自由度が低いというデメリットがあります。規格品に基づく設計のため、オリジナリティを出すことが難しく、外観デザインも標準化されている場合がほとんどです。また、土地が傾斜地や変形地の場合、ハウスメーカーの規格品では対応できないことがあり、その場合は土地購入前に担当者に相談することが必要です。
個別対応
ハウスメーカーでは、細かなカスタマイズや特定の素材の選定に制限があることがあります。例えば、輸入キッチンや特定の無垢材を使用したい場合でも、カタログにある選択肢の中から選ぶことが多く、希望にぴったり合うものを見つけるのが難しいことがあります。
また、カタログにない素材やデザインを選ぶと、予算オーバーになることもあります。このため、個別のニーズに応じた対応には限界があり、品質は一定しているものの、独自の個性を出すことができないという点がデメリットです。
費用
ハウスメーカーの住宅は、ブランド力を維持するために、テレビCMや雑誌広告、住宅展示場などに多額のコストをかけており、この宣伝費用が住宅価格に上乗せされることになります。そのため、ハウスメーカーの住宅はどうしても高価になりがちです。
また、施工を自社で行うのではなく、下請けの工務店に依頼することが一般的で、そのため中間マージンが発生します。これにより、工務店に直接依頼する場合よりも住宅の販売価格が高くなることが多いです。
工務店に依頼するメリット
工務店は、ハウスメーカーよりも地域密着型で、自由度の高い注文住宅を建てられるのが人気ポイントです。
費用
工務店に直接依頼すると、ハウスメーカーのように中間マージンが発生しないため、費用を抑えやすいです。小回りが利くため、リーズナブルな価格でマイホームを持てるのが大きなメリットです。工務店は広告宣伝や展示場の運営に多額の費用をかけていないため、余分な費用を住宅価格に上乗せされる心配もありません。さらに、比較的小規模で運営しているため、人件費がかさむことも少ない点が魅力です。
自由度
工務店は設計や間取りに柔軟に対応できる点が大きな利点です。フルオーダーで注文住宅が可能なので、自分の理想のデザインや間取りを実現できます。希望する設備や建材も自由に選べる工務店も多く、好きなメーカーの輸入キッチンを導入することも可能です。また、建てた後の増改築がしやすく、ライフスタイルに合わせて家を変えていける点も大きなメリットです。
地域密着
工務店は地域に密着しているため、地元の環境や気候に関する知識が豊富です。地盤に適した設計・デザインを提案でき、地元の気候に合った建材や断熱材を使用することができます。そのため、住みやすい家を建てたいと考えている人には工務店が最適です。また、工務店は小規模であるため、施工後の些細な問題にも柔軟に対応してくれ、口コミを通じて信頼できる会社を見つけやすい点も特徴です。
工務店に依頼するデメリット
工務店は対応にムラがあり、職人の技術や実績によって品質に差が出るため、施工ミスや遅延のリスクがあります。また、完成物件を見学できないことや工期が長くなる点もデメリットです。
対応
工務店は全国展開するハウスメーカーとは異なり、標準的なマニュアルがなく、対応にムラが生じることがあります。職人によって品質に差があり、実績の少ない工務店に依頼すると施工ミスや品質トラブルのリスクが高くなります。ハウスメーカーのような研究体制も整っていないため、住宅性能で劣る可能性がある点もデメリットです。
見学できない
工務店の大きなデメリットの一つは、完成物件を見学できないことです。ほとんどの工務店ではモデルハウスがなく、家の仕上がりを事前に確認することができません。ただし、完成見学会を開催している工務店もあるため、営業担当者に確認するか、ホームページをチェックしてみると良いでしょう。
工期
工務店はハウスメーカーのように部材を工場で組み立ててから現場に持ち込むことはなく、ほとんどが職人の手作業です。そのため、工期が長くなりがちで、職人の技術によっても工期に差が出ます。スケジュール管理がハウスメーカーほどタイトでないため、遅延の可能性も高いことを覚悟しておく必要があります。
熊本のおすすめ工務店・ハウスメーカー3選
熊本でこだわりのマイホームを建てたいとお考えの方に、3つの工務店・ハウスメーカーをご紹介します。
新産住拓

画像出典:新産住拓
1964年創業の新産住拓(しんさんじゅうたく)は、地元熊本に密着した住宅メーカーです。社名に使われている「拓」の文字には「最良の住まいを常に探求し、開拓し続けたい」という思いが込められています。
ユーザーの住まいづくりにとことん寄り添う同社は、住まいづくりのセミナーや見学会を実施。泊まれるモデルハウスも用意されており、理想の家づくりをサポートします。マイホーム完成後も建物は最大30年保証。定期点検やメンテナンスも万全で、安心して依頼できる施工会社だといえます。
地震や台風に強く、国が定める最高ランクの「耐震等級3」を標準仕様としています。同社が手がけた6,000棟以上の住宅は、2016年の熊本地震の際にも倒壊ゼロ。2000年に導入した「新しい屋根工法」の住宅では、瓦の崩落も一切ありませんでした。
会社名:新産住拓株式会社
代表者名:代表取締役社長 小山英文
所在地:熊本県熊本市南区近見8丁目9-85
連絡先:0120-096-112
HP:https://www.shinsan.com/
住友林業

画像出典:住友林業
住友林業は、木の研究を積極的に推進しており、木造校舎の利点や本物の木がもたらすリラックス効果、そして木の断熱性に重点を置いています。
さらに、住友林業独自の耐震構造「ビッグフレーム(BF)構法」は、大地震を模した振動実験で高い耐震性を示しました。この構法は、木材の構造と高性能な断熱材を組み合わせており、家全体が魔法瓶のような断熱性を持っています。
会社名:住友林業株式会社
代表者名:代表取締役 社長 光吉敏郎
所在地:東京都千代田区大手町一丁目3番2号(経団連会館)
連絡先:03-3214-2220
HP:https://sfc.jp/ie/
コムハウス

画像出典:コムハウス
「ネオベーシック工法」で一般的な木造住宅を進化させ、地震や劣化に強い家づくりを実現したコムハウス。すべての人に心地よい空間で安心して過ごしてもらえるように、素材やデザインにこだわっています。アフターフォローも万全で、細かい定期点検やメンテナンスをしています。
会社名:株式会社コムハウス
代表者名:代表取締役 田中 誠一
所在地:熊本市東区神水本町27-21
連絡先:096-285-6667
HP:https://www.com-haus.net/
新築住宅建築の基礎知識は、家族全員が満足できる家づくりを目指すために重要です。まずは家のイメージを話し合い、必要な情報や知識を収集します。資金計画を立てた後は、土地と施工会社を選定します。施工会社はハウスメーカーと工務店から選択でき、それぞれの違いや選び方を考慮します。重視するポイントに合わせて施工会社を絞り、見積もりを比較して最適な業者を選びましょう。
熊本「木の家」注文住宅マガジンでは、熊本で「至高の住宅」を建てる方法ご紹介しています。是非参考にしてみてください。
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