熊本で木の家を建てるなら知りたい!木の家の魅力
公開:2024.02.19 更新:2024.02.27住まいの建材には、木、コンクリート、レンガなどがあり、同じ間取りの住まいでも使われる建材によって住み心地が異なり、建築費用も異なってきます。今回は、熊本で注文住宅をご検討中の方に、木の家の魅力や近年注目されている理由、そして木の家を提案する住宅メーカー、新産住拓のこだわりについてご紹介いたします。
目次
木の家の魅力とは?
木の家は、日本の伝統的な住まいです。森林資源に恵まれた日本人ならば、木の家を建てたいと感じる方も多いでしょう。木の家にはさまざまな魅力があります。以下では木の家の主な3つの魅力について紹介していきます。
住環境を整えられる
木の家に使われる無垢材には調湿性能があり、湿度が高いときは湿気を吸収し、乾燥する時期には水分を放出します。木材は、夏は高温多湿で、冬は乾燥しやすい日本の風土に適していますから、住まいに木材を使うことで快適な住まいに仕上がります。調湿性能があると、カビやダニも発生しづらくなるため、住まいの長寿化を図るのにも効果的です。
木の美しさを活かした住まいをデザインできる
集成材と異なり、木の家に使われる無垢材は木目が美しく、住まいのデザインに活かせます。壁紙は経年劣化したら張り替えが必要ですが、無垢材は時間の経過と共に風合いが増し、経年美を楽しめるのが魅力です。
シックハウス症候群を防げる
シックハウス症候群とは、住まいの建材に含まれる化学物質が原因で、体調不良になることを指します。具体的な症状には頭痛、めまい、かゆみ、嘔吐などがあります。化学物質は主に接着剤や塗料に含まれており、木の家を建てたからといってシックハウス症候群にならないわけではありませんが、無垢材を使うことで化学物質を排除することができ、リスクを軽減することができます。
なぜ木の家に注目が集まっているの?
次に、木の家が注目されている理由を見てみましょう。主な理由は、次の4つです。
建築費用が抑えられる
住まいは高額ですから、ほとんどの人が住宅ローンを組み、返済期間が30年以上になることもよくあります。また、住まいは建築構造や採用する建材によって、建築費用が異なります。木の家は建材が安く工期も短いため、トータル的な建築費用を安く抑えることが可能です。そのため木の家を選ぶことで、経済的負担を軽減することができます。
強度の高い住まいを建てられる
細い木なら手でも折れるため、木の家は強度が劣っているイメージがありますが、実際は、木には引張強度が高く、その強さは鉄の約4倍、コンクリートの約200倍です。壁補強や制振装置を搭載したりすれば、耐震性能を高められ、木の家でも地震に強い住まいを実現できます。
精神的安定を図れる
化学物質が含まれる住宅では、稀に塗料や接着剤の臭いで気分が悪くなることがありますが、木の家は香りがよく、リラックス効果も期待できます。実際に木の香りを嗅ぐことで、心拍数が低下するという研究結果もあります。忙しい現代社会では、ストレスが原因で体調を崩してしまうことも多いですが、リラックス効果の高い木の家では、ゆったりとした時間が過ごせることから、精神的安定を図ることが出来ます。
社会貢献につながる
木が二酸化炭素を吸収することはよく知られていますが、木は木材になっても二酸化炭素を吸収します。木の家を建てるだけで、環境保全に役立ち、社会貢献にもつながります。
木の家にこだわる住宅メーカーを紹介!
こちらでは、木の家をつくることにこだわっているおすすめ住宅メーカー2社をご紹介します。
新産住拓
画像出典:新産住拓
新産住拓は、熊本市にある住宅メーカーで、1964年に創業し、これまでに手掛けた住まいは累計6,000軒以上に上ります。木のよさを活かし、木にこだわった住まいの提案を得意としています。
以下ではそんな新産住拓の木へのこだわりを紹介いたします。
県産材を使っている
日本の木材の自給率はわずか3割です。一般的に輸入材のほうが圧倒的に多いため、入手しやすいメリットがありますが、育った環境が異なることにより、日本の湿気が原因で腐食することもあります。ですが新産住拓は、主に県産材を使用して家を建てています。地元で育った木は、既にその土地の風土や気候に適応しており、湿度に合わせて湿気を吸収したり、放出したりします。そのため、家を建てた後に湿気が原因で腐食する心配が少なくなるメリットがあります。
天然乾燥を採用している
伐採したばかりの木は水分量が多いため、加工するだけでは建材として使うことはできません。そこで、伐採した木はまず、皮を剥いて製材します。その後、水分を減らすために乾燥させますが、乾燥方法には機械で乾燥させる人工乾燥と、太陽や風で乾燥させる天然乾燥があります。人工乾燥は時間をかけずに乾燥できるため、コストを削減できるメリットがありますが、香り、色、ツヤが失われ、木特有の美しさが損なわれるのがデメリットです。新産住拓では、木のよさを最大限に引き出すために、手間をかけた天然乾燥にこだわっています。
適正価格の家づくりをしている
新産住拓は、製品市場や木材卸売業者などの経路を省いた独自の流通システムを確立し、品質の高い県産材を使った住まいを適正価格で実現することに成功しています。
住友林業
画像出典:住友林業
住友林業は、全国区で対応可能な住宅メーカーで、1691年に創業した歴史ある会社です。住友林業で、は独自の視点で木が秘める大きな可能性を研究しています。以下では住友林業の木へのこだわりを紹介いたします。
木を育てて家を建てる「ウッドサイクル」
木を植えて大切に育て、その後に若い苗木を再び植え、成長させる。このような木の循環を「ウッドサイクル」と呼びます。住友林業では、積極的にこのウッドサイクルに取り組んでいます。
ウッドサイクルは地球温暖化の防止に貢献するとされています。木は葉から大気中の二酸化炭素(CO2)を吸収し、根から水(H2O)を取り込みます。そして、二酸化炭素と水を太陽光を利用してブドウ糖に変え、新鮮な酸素(O2)を大気中に放出します。これが光合成です。そして、ブドウ糖には多くの炭素(C)が含まれており、木は自らの幹、枝、葉などにその炭素を保持できます。このようにして、木は光合成を通じて、地球温暖化の原因の一つである二酸化炭素を減少させることができます。
オリジナル部材「PRIME WOOD」
「PRIME WOOD」は、住友林業が世界的な木材調達力と職人技術の高さを兼ね備えることによって実現される、高品質な「木を活かしたオリジナル部材」の総称です。年月が経つにつれてより深い風合いが楽しめ、その品質の高さが一段と際立ちます。
木に関する独自研究
住友林業では、木が持つ大きな潜在能力を独自の視点から研究しています。検証された主な効果には、インフルエンザのかかりにくさ、ブルーライトを吸収し、快眠へつながる、いらいらした気持ちを静めてくれる、優れた断熱性などがあります。
木材には調湿性能があるため、日本の気候に適した建材です。シックハウス症候群のリスクが低く、リラックス効果も期待できますから、快適な住環境を整えられます。新産住拓は県産材を使った住まいの提案をしていて、建築実績は累計6,000軒以上です。天然乾燥にこだわり、適正価格での家づくりに努めていますから、費用を抑えてクオリティの高い木の家を建てたい方におすすめです。
住友林業は、全国的に展開する住宅メーカーで、1691年に創業した歴史ある企業です。同社は独自の視点から木の潜在能力を研究し、そのこだわりを「ウッドサイクル」と「PRIME WOOD」で表現しています。ウッドサイクルは、木を植えて育て、成長した木を再び苗木として植える循環システムで、地球温暖化防止に貢献します。PRIME WOODは、同社の高い木材調達力と職人技術によって生み出される高品質な木材部材です。
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